とむのゆるふわ英語スクール

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使役動詞 letとmakeの使い方【これは便利】

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カルロス・ゴーンレバノンに国外逃亡したニュースにて、"he's gone"(ヒーズ・ゴーン)というダジャレがつぼっている、とむです。

 

さて、今日は使役動詞について、考えてみましょう。

実はとっても便利な表現です!

日常会話でも使いますし、映画を見ていてもバンバン出てきます。

 

 

 

使役動詞ってそもそも何?

使役動詞ってそもそもなんでしょうか。

箇条書きで4つ書いてみます。

この箇条書きだけで、わかる人にはまとめになります。

 

  • その1:使役動詞は「〜させる」とか、「〜してもらう」という訳し方ができます。 
  • その2:使役動詞は、have、make、let、getの4つがあります。
  • その3: 例文をいくつか頭に入れて、使いましょう。

 

詳しく、下に解説していきます。

 

その1:使役動詞は「〜させる」とか、「〜してもらう」という訳し方ができます。

使役動詞は、「〜させる、〜してもらう」という訳し方をします。

そして、〜する人は、主語になっている人とは別の人なのです。

(なんのこっちゃ??)と思った人もいるかもしれません。

 

使役動詞は、以下のような文章を作ります。()の中は文法用語です。

  • I(主語) + make(使役動詞) + you(目的語) + cry (原型不定詞). (私は、あなたが泣くように、させる。=私はあなたを泣かせる)

つまり、主語である I (私)とは別の目的語 you が、cryという動詞の動作を行うのです。

 

むずかしいことを考えずに、例文を2つ覚えてみましょう。簡単な例文を丸覚えしていくのは、じわじわ効いてきます。

  • I will make you cry. (私はあなたを泣かせてみせる。)
  • You made me cry. (あなたは私を泣かせた。)

 

 

その2:使役動詞は、have、make、let、getの4つがあります。

 使役動詞には、4つの種類があります。

使役動詞は、have、make、let、getの4つです。

そして、動詞ごとにニュアンスが微妙にちがいます。

 

どの使役動詞も頻出といえますが、特にこの記事では、makeとletという正反対の2つを考えてみます。

 

make は(少し強制的なニュアンスで)「〜させる」と訳せます。

下の例文を覚えておきましょう。

  • You made me cry. (あなたは私を泣かせた。)
  • Don't make me get upset. (私を怒らせないでください。)
  • (注:get upset で「怒る」)

 

let は(少し放置する、なすがままに任せる的なニュアンスで)「〜させる」と訳せます。

これも、基本的な例文を覚えると良いです。

  • I will let you go. (行って良いよ。=私はあなたを行かせます。)
  • I don't let you go. (出かけちゃダメよ。=私はあなたを行かせない)

 

その3:例文をいくつか頭に入れて、使いましょう。

文法用語を正確に理解して、たくさん覚えたとしても、あまり役には立ちません。

アメリカに住んで気づくことは、ネイティブ・スピーカーは、文法用語や発音記号を知らない、という衝撃的な事実です。)

むしろ、基本的な例文に、たくさん触れましょう。

 

以下に、箇条書きにします。

まず、上の解説に出てきたものの復習です。

  • I will make you cry. (私はあなたを泣かせてみせる。)
  • You made me cry. (あなたは私を泣かせた。)
  • Don't make me get upset. (私を怒らせないでください。)
  • I will let you go. (行って良いよ。=私はあなたを行かせます。)
  • I don't let you go. (出かけちゃダメよ。=私はあなたを行かせない)

 

そのほかにも、いろいろ考えられます。

let + 目的語 + know で「知らせる」ですね。

  • Please let me know what you heard. (あなたが聞いた事を教えてください。)
  • I will let you know when I get a call from him. (彼から電話が来たら、あなたに教えます。)
  • Let me know if you pass the exam. (あなたが試験に合格したら、知らせてね。)

make + 目的語 + 動詞で、(やや強制的に)「〜させる」でしたよね。

時々、make + 目的語 + 形容詞、なんて使い方もあります。(ネイティブスピーカーは、動詞とか形容詞とか、いちいち意識していないように思います。)むずかしく考えず、以下の例文を丸暗記してください。

  • You always made me clean your room. (あなたはいつも、私にあなたの部屋を掃除させた。)
  • She can make me happy(彼女が私を幸せにできる。)

 

今日は、使役動詞の使い方でした。

これが身についていると、映画やドラマでネイティブが話す英語が聞こえてきますよ〜!!