英語は助動詞が大事。mustの使い方とニュアンスを学ぼう。
英語は助動詞が大事。mustの使い方とニュアンスを学ぼう。
英語は助動詞が大切です。
中学英語でもつまずきがちなポイントですし、英語のネイティブ・スピーカーの感覚がよく表れてくる部分なので、助動詞をうまく扱えるようになると、英語の幅が広がります。
でも、おそらく一番簡単な助動詞であるmustを例にとっても、第一印象は「むずかしい・・・」というものです。
助動詞 mustについては、英語ビギナーはほとんど「〜しなければならない」と暗記していると思います。でも、その丸暗記では歯が立たない例文に出会います。
それが、
She must be mad.
というような文章です。
これをそのまま訳すと、「彼女は怒らなければならない(?)」という変な日本語になってしまうというわけです。
助動詞 mustは「プレッシャー・圧力」のイメージで捉えよう
英語の助動詞を理解するには、イメージをもつことをオススメしています。
助動詞 mustは、「プレッシャー・圧力」のイメージです。
英語を話す人に対して、ひしひしと、グイグイと、プレッシャー・圧力がかけられているイメージを思い描いてください。そうすれば、日本語訳が少しずつ変わっていくのが、自然とわかります。
以下に、例文と解説をたくさん載せていきますので、覚えてパワーアップしていきましょう。
助動詞 must の基本的な用例
では、基本的な文章を二つ、考えてみます。
1. You must go now. (あなたは、今、出発しなければならない。)
これは簡単です。「〜しなければならない」という丸暗記でも訳せます。
しかし機械的に訳すのではなく、ひしひしとグイグイと、プレッシャー・圧力がかけられているイメージを思い描いてください。それがmustのニュアンスなのです。
2. She must be mad. (彼女は怒っているに、違いない。)
これが先ほど紹介した例文です。これは「〜しなければならない」という機械的な訳し方では、変な日本語になってしまいます。
しかし、ひしひしとグイグイと、プレッシャー・圧力がかけられているイメージを使えば良いのです。
デートだったのにこんなことが起きた、と想像してください。
「彼女との待ち合わせに遅れて、連絡もせず、何分も待たせたあげく、行く途中でコーヒーが飲みたくなってスタバに入って、ついそこで居眠りしてたらデートの約束をすっかり忘れて、別の女友達を誘って遊びに行ってしまった。。。。。」(最低ですね。笑)
この時に「彼女は怒っているだろう。。。」というのは、なんとなくの推測ではありません。かなりの高い確度をもっています。
十分な理由があり、結論に導いていく「圧力」を感じながら、言っているのです。
そんな時につぶやく一言が、、「She must be mad.」なのです。
プレッシャー・圧力というイメージをもつことで、適切に訳せることがわかりましたね。
助動詞 must の用法4つ
助動詞 mustの用法を、4つまとめてみます。どれも、プレッシャー・圧力というイメージで理解できると思います。
その1: 命令
一番わかりやすい用例です。
You must go now. あなたは今すぐ出発しなければならない。
その2: 義務
その1と似ています。自分に対しても使えます。
I must go home right now. 私は今すぐ家に帰らなきゃ。
その3: 確度の高い推論
先ほど出てきた例文です。
She must be mad. 彼女は怒っているに、違いない。
(そりゃ、デートをすっぽかして、別の女性と会っていたらね、、、)
その4: 強いオススメ
これも、プレッシャー・圧力のイメージをもつと、自然に聞こえます。でも命令というよりは、「すごくオススメだよ!」というニュアンスです。
You must go to that restaurant. あのレストラン、行くべきだよ!
以上です。例文と解説を覚えて、助動詞mustをマスターしましょう!