「殿、利息でござる」でじわじわきた。
「殿、利息でござる!」を観ました。
評論なんてものじゃなく、単にメモとして残しています。
こういう、時代劇コメディーというか、時代劇なんだけど何だか現代ドラマっぽい雰囲気に満ちている邦画が最近多いんだけど、暗くないし、とても良いです。
こういうのは、2時間で、明るい気持ちになれます。
Amazonプライム会員になれば、この映画は見放題で観られます。
(Amazonプライム・ビデオの動画説明欄より)
「金欠のため、百姓や町人へ容赦なく重税を課していた仙台藩。中でもさびれ果てた小さな宿場町・吉岡宿では、破産と夜逃げが相次いでいた。町の将来を心配する十三郎は、知恵者の篤平治から宿場復興の秘策を打ち明けられる。それは、藩に大金を貸し付け利息を巻き上げるという、百姓が搾取される側から搾取する側に回る逆転の発想であった。計画が明るみに出れば打ち首確実。必要な資金は千両。現在の3億円という大金を水面下で集める、前代未聞の頭脳戦が始まった。」(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
2016年の作。
役者も良い演技してます。
阿部 サダヲが、一応、主人公なのかな。やっぱり演技はめっちゃ良かったです。
瑛太が主人公に近い存在で、仲良いお友達。町一番の知恵者で、アイディアマン。
妻夫木聡は、目が見えない、酒屋の主。ずーっと守銭奴でケチな人と思われてきたが、実は・・・・。この人の存在が鍵。演技力もすごいのです。
竹内結子は、和服でも素敵です。
コメディー仕立てで、ドタバタなんだけど、ちょっとハラハラする場面あり(農民はいつでも武士階級から切って捨てられる危険と隣り合わせ)、人情あり(貧しい人々のために立ち上がる物語)、お色気とまでいかなくてもちょっと色恋あり(飲み屋の女将が竹内結子!)、というので、最後まで楽しめます。
泣けるくらい感動しちゃう人は、いるんじゃないでしょうか。
そして青臭い教訓じみた話になるでもなく、自分の欲のために変われない、しょうもないキャラクターも出てくるんだけど、そういう人への描き方も愛情が感じられて、全編とにかく「さらっ」と流れています。
大人の青春映画ですよね、こういう最近の時代劇って。
最後はハッピーエンドだし、誰も悪者にならない。
ものすごくオススメです。
スカッとするし、爽やかさが持続します。
Amazonプライム会員になれば、この映画は見放題で観られます。
Amazonプライム・ビデオは、30日間無料体験ができます。