英語を話せない人が海外旅行で覚えておくべき、3つのシチュエーション
英語を話せない人が海外旅行に行くと
英語を話せない人が海外旅行に行くときは、どこか、緊張をしています。
周りの旅行者を見ると、なんか堂々としているように見えるし、引け目を感じます。ちらっと横目で見ると、自分以外の人はみんな、ペラペラと自在に英語を操っているように見えます。
飛行機の中でも、空港でも、話しかけられるたびに、「ドキッ!」とします。
そして、
「ああ、英語が話せないのに、こんなところに来てしまった・・・・」
そんな人はいないでしょうか。
でも、安心してください。
海外旅行で必要とされる英会話は限られています。
重要な英語表現をいくつか覚えていけば良いし、それよりも大切なのはシチュエーションに慣れていることです。
海外旅行で英語を話さなければならないシチュエーションは、ごく限られています。
海外旅行で使える、限られたシチュエーションと英語フレーズを覚える
英語を話せない人は、周りの人を見て引け目を感じてしまいがちですが、実際は周囲の人たちも、それほど英語が上手というわけではありません。
英語が上手い人はごく一部で、多くの日本人は旅行慣れしていたり、海外旅行で遭遇するシチュエーションとよく使われるフレーズを知っているから、安心して旅行ができているのです。
だとしたら、海外旅行までの残り少ない日程で英語の勉強を悪あがきするより、海外旅行でどんなことが起こりうるのか、その時にどんなフレーズを使えば良いのか、知っておけば良いですよね!
今回は、そんなことをお伝えしていきます。
3つの頻出シチュエーション
3つのシチュエーションに分けてお伝えします。
「飛行機・空港」と「買い物」と「ホームパーティー」です。
これらが、海外旅行で、必ず遭遇する3つのシチュエーションと言えると思います。
その1:飛行機の中や空港で起こること、使えるフレーズ
・飛行機の中では、食事について聞かれます。
- Soup or salada? スープにしますかサラダにしますか?
- What would you drink? 何を飲みますか?(coffeeコーヒーとかorange juiceオレンジジュースとか答える)
・飛行機の中では、税関を通るときに必要な書類を書きます。
- これは英語ではなく、両国の法律に基づくものです。日本語のガイダンスが付いていたりします
そのほか、飛行機の中で話しかけられることはほとんどありません。
何かが欲しいときはフライトアテンダントさんに、「ブランケット(毛布)、プリーズ」というように、「pleaseプリーズ」をつけてお願いするのが基本です。
英語にも若干の敬語は存在していますので、もっと丁寧な言い方もちゃんとあるのですが、ただ単にpleaseをつけるだけでも、「ブランケット」とか「コーヒー」、「ニュースペーパー」というよりは、はるかに感じが良くなります。
それに、何よりカンタンです。
空港では入国審査があります。ここで聞かれることのメインは、入国の目的です。
この記事が役に立つ人は、ほとんどが観光目的でしょうから、
「Sightseeing. 観光」
と答えれば、それで良いのです。
入国審査官も、それに慣れています。
時に「where do you stay? どこに泊まるんだ?」と聞かれることがあります。
しかし、あなたが宿泊する場所に興味があるわけではなく、「嘘なんかついていないよね、ちゃんと宿泊場所が決まっている観光旅行なんだよね?」ということです。
宿泊するホテルの情報を示すことができれば、それで大丈夫と思います。ホテルの予約情報なんかを手に持っておけば、それを見せれば良いのです。
その2:買い物にて起こること、使えるフレーズ
現地に着いたら、買い物に行く機会があると思います。
ショッピングモールで使える、以下の表現を知っておきましょう。
・Where is a restroom? トイレはどこですか? (restroom レストルーム:トイレのこと。)(違う単語を入れれば、何にでも使えます。)
・How much is this? これはいくらですか? (指差して値段を聞けば、なんでも買い物ができちゃいます。)
この2つで、困ったシチュエーションはほとんどなくなると思います。
・レストランで注文するときは、さっきの飛行機の中といっしょで、「注文したい料理名+please」で良いのです。
その3:外国人とのふれあい、ホームパーティーなどで使えるフレーズ
さて、海外旅行の目的が単なる観光や買い物だけだったら、英語は上記のものくらいしか使いません。
でもやっぱり、現地の人と触れ合って、旅の思い出も豊かになるというものです。
そして現地に知っている人がいたら、「せっかくだから、我が家に遊びに来ない?」とお誘いを受けることもあるかもしれません。
ホームパーティーで話される英語というのは、多種多様な表現が出てきます。
それらの表現を全て知ろうと思ったら、一冊の本が必要でしょう。
あえて準備しておくとしたら、
・感謝
・自己紹介
の2つです。
感謝、というのはカンタンです。
まず誰かの家に入ったら、必ず第一声は「Thank you for inviting. お招きいただいてありがとう」と言ってください。マナーです。
そして、ことあるたびに 「Thank you for 〜」と言ってください。
夕食が美味しかったら、
「Thank you for a nice dinner. 美味しい夕食をありがとう。」
別れ際には、
「Thank you for a wonderful night with us. 一緒に楽しい時間をありがとう。」
というように、forの後に、何かをつければ良いのです。
もう1つは自己紹介です。
ホームパーティーで何を話したら良いか、というのはむずかしい課題です。日本人は、外国に住んでからも、なかなかネイティブスピーカー同士の雑談や議論についていけなかったりします。
でも、必ず聞かれる話題があります。「あなた自身について」です。
あなたの名前、職業、住んでいる街、家族構成、趣味。
カンタンで良いので、話せるようにしておきましょう。
少しずつ増やしていけば、さらに英語がうまくなる
この記事では、英語を話せない人が覚えておくべき、基本的な3つのシチュエーションについてお伝えしました。
これで一足飛びに海外旅行の達人になれるわけではありませんが、基本的で絶対に経験するであろう状況のイメージがついたと思います。
もっと意欲のある人は、「海外旅行この一冊でバッチリ!」というようなタイトルで、フレーズ集が書籍になってたくさん出版されています。
それらの書籍を参考にして、自分が使える表現を増やしていくと良いでしょう。
その勉強の際にも、この記事の3つのシチュエーションをイメージしながら練習すると、さらに効果が高まると思います。