助動詞willをイメージで理解して、英語のセンスアップをしよう
助動詞willをイメージで理解して、英語のセンスアップをしよう
英語は助動詞をマスターすると、一気にレベルアップします。
助動詞は英語学習のツボです。
と言っても、助動詞はむずかしい印象もあります。
中学英語でも、多くの人がつまずくところです。
助動詞の代表格であるwillも、例外ではありません。
簡単なようで、奥が深い。
willは、ビギナーの頃は、「未来形」と教わります。
そして、未来の出来事をあつかう時に、使います。
be going toとイコールだ、というふうにも覚えます。
その理解は大切ですし、まちがっているわけではありません。
しかし、willには多様な用法があって、未来形にハマらない使い方を「例外」として覚えていくと、例外ばっかり増えていくことになります。
この記事では、助動詞の代表格willについて解説をしたいと思います。
なお、ぼくのブログはきちんと例文が載っているので、これを解説とともに覚えていくだけでも相当にパワーアップできるはずです。
助動詞 will のイメージは「パワー・力」です。
助動詞は、それぞれにイメージをもって理解することをオススメしています。
そして、助動詞willのイメージは、「パワー・力」です。
willというのは、名詞形の単語もあります。
名詞will では「意志」とか「意志力」と訳せます。
この名詞形から連想するような、意志の力を感じさせる助動詞が、willなのです。
では、willの用法を3つほど紹介していきましょう。
その1:意志・未来を表すwill
これは、一般的で一番用いられるwillの用法だと思います。
未来の行動を表す。また、意志の力を感じさせるものです。
(例文) I will talk about the future of automobile industry. 私は(これから)自動車産業の将来について話ししていきたいと思います。
企業のCEOがプレゼンする姿を思い浮かべてください。
これから話すので、未来形を使います。こういう場合にはwillをつけることが多いです。
(例文) I will marry him. 私は彼と結婚します。
未来というだけでなく、意志を感じます。周囲に反対された時の、女性の一言を想像してみると良いかもしれません。意志を表すwillですね。
その2:強い予測を表すwill
予測を表すwillというものがあります。しかし、willのイメージが「パワー・力」であることを思い出してください。willの予測はなんとなくの予測ではなく、かなりの角度を持っている強い予測です。
(例文)He will be in Sapporo by now. 彼は今ごろ札幌についているはずだ。
これはなんとなくではなく、かなりの確証を持って発言しているのです。
飛行機に乗るのを見送ったとか、彼から出発前夜に予定を聞いたとか、そういう文脈の中で、今頃きっと着いているはずだよ、と述べているのです。
(例文)She will be twenty years-old next year. 来年彼女は二十才になります。
その女性が来年、ハタチになることは、おそらく間違いないことなのです。彼女は現在19才で、まず間違いなくハタチになるのです。だからwillが使われます。
その3:強い法則を表すwill
法則を表すwillというものがあります。
法則というとむずかしく聞こえますが、「こうなるに決まっている」というニュアンスです。これも、willの「パワー・力」というイメージから連想して、覚えていきましょう。
(例文) Oil will float on water. 油は水の上に浮く(性質をもつ)
油と水はわかれるのです。そういう性質、法則になっているのです。こういう時にwillを使うこともあるんだなー、と思っておいてください。
(例文)Accidents will happen. 事故・アクシデントは起こるものさ。
人生にトラブルはつきもの、アクシデントは誰にでも起こるもの。
そんなこと決まりきっているでしょ、というニュアンスです。
エルビス・コステロというミュージシャンの曲のタイトルにもあります。
(例文)Boys will be boys. 少年というものはそういうものさ。
これは法則のwillを説明する時に、よく出てくる例文です。
そう、法則のwillは、よく格言・名言に使われます。次の文章も、そんな格言の一つです。
Time and tide will stop for no man. 時の流れは人を待たないものだ。(=歳月人を待たず。)
以上です。例文と解説を覚えて、willに関してセンスアップしていきましょう。
英語の運用能力がぐんと上がると思います!